2012.05.17
女川の鹿のはなし
気仙沼市西中才地区にある仮設住宅付近に特別家天然記念物の「日本カモシカ」が度々姿を見せて、住民たちの話題になっているという記事が、5月15日(火)の河北新報に掲載されました。
女川町といえば、日本カモシカではないが、元々野生の鹿さんがたくさん住んでいます。
今から10年ほど前も、母がコバルトラインを走行しているときに、鹿に「当て逃げされた・・・」というのも、鹿は無傷のようで、母の乗っていた軽トラックのミラーは根元から折れてしまいました。
子鹿やメス鹿なら、めんこい!で遠目に見ていられるけれど、オスの鹿は恐怖を覚えます。
この新聞記事の日本カモシカは、「当分電車が運行されないことを知っているかのように、赤茶けた線路を歩き、悠々と散歩したあと裏山に消えていく」といいます。
気仙沼の仮設の住民は、
「会いに来てくれているようでうれしいですね」と話した、とのことですが。
先日は大雨の時で石巻から女川に帰る際、
折立が冠水したため、猪落(いのどし)の林道を通ったら、横からいい感じのスピードで鹿が飛び出してきて、急ブレーキ!
私からは「当てに来てくれているようで怖いですね・・・」と思いました。
女川に初めて来る方は、山沿いやコバルトラインを夜に走行する際は特にお気をつけ下さい。
また、牡鹿半島公園線=コバルトラインは現在女川の鷲神浜~小積まで方面崩壊のために片側交互通行になっているので、道路の状況もでこぼこしたり、斜めになっていたりと未だ未だ危ない箇所も多いです。
結論、「鹿も怖いし道路も怖い」
とは言え、気仙沼のカモシカについては引き続き、住人へ癒しを与えてほしいと思う、雨の女川町でありました。
(ディレクター・宮里)