女川さいがいエフエム 79.3MHz:臨時災害放送局

「女川の町に正しい情報と元気を届ける放送を がんばっぺ女川」を合言葉に、毎日放送を行っています。

宮城県女川町、そしてそこで放送する女川さいがいエフエムに
関心を寄せてくださり、誠にありがとうございます。

東日本大震災から5年を迎え、
女川町はJR女川駅の復活と、そこを起点とした新たなまちづくりも始まるなど
おかげさまでやっと「復興」のスタートラインに経ちました。

一方で、町民の大半はまだまだ数年にわたり、仮設暮らしが続く見込みで、
「日常」を取り戻すまでには至っておらず、まだ「避難」生活は続いています。

「臨時災害放送局」である私達のラジオ放送が、
いまもなお、そのまま続いているのは、
町民の皆さんの「避難」生活を支え、
また町外から望郷の念で、ふるさと女川を見つめている皆さんへ、
女川の現状を発信し、いつか還る日へ向けて、繋がっておきたいという想いからです。

引き続き応援いただければ嬉しいです。

女川町で営業中の主な飲食店・観光施設について

女川駅を起点とした新たなまちづくりに加え、
それまでの期間を支えた仮設商店街も17年までの延長が決まっており、

町内には少しずつ飲食店や観光・宿泊施設も復活しています。

また駅前地区やマリンパル女川では海産物を生かしたイベントもこまめに開催中です。
あわせて東北各地や首都圏からの被災地見学ツアーも行われています。

詳しいことは女川町観光協会のwebサイトでご案内しています。
(便利な案内MAPも配布中です。)ぜひそちらをチェックしてみてください。

女川町観光協会 公式サイト
http://www.onagawa.org/

女川さいがいエフエムの見学・取材について

わたしたち女川さいがいエフエムは、
新しい町作りに向けて毎日一歩ずつ進んでいく姿を伝えていきたい、
それを通して貢献していきたいと考え、日々の放送を行っています。

しかし現実はなかなか厳しいと言わざるをえません。
国や自治体などからの運営費補助は一切ありませんので、
運営費については寄付金に頼っていますが、震災から時間が経ってきたこともあって、
厳しい情勢となってきています。

現在はなんとかやりくりして、町内・近郊在住の3人のスタッフを専任で、
2人をパートで雇用し、他に中高校生のボランティアの力や、
東京など遠隔地からのボランティアの力も借りて運営しておりますが、
運営費だけでなく、
このメンバーで週7日24時間の放送を廻していくのは、
マンパワー的にも足りていないのが実情です。

このためやむなく、毎日の生放送を1回に集約したり、工夫をして、
ギリギリの人数で運営しております。

女川さいがいFMにも取材や見学についてのお問い合わせを多くいただきます。
なるべくご要望にお応えしたいと考えていますが、
上記のような事情から取材や見学について充分な対応ができないこともございます。

大変恐れ入りますが、見学や取材など
県外からの訪問をご検討の場合は
予め下記の内容をお読み頂き、ご了承いただければと思います。

スタジオ見学について

放送の様子はどなたでも自由に見学していただけます。
見学可能な時間帯は、以下の通りです。
平日 昼 11時~14時過ぎ(11時半~13時半は生放送中)
日曜日 昼 11時~14時頃 (12時~13時半は生放送中)

土曜日・祝日はおやすみです。

以上の生放送実施時間帯前後については
女川さいがいエフエムのスタジオを見学していただけます。
原則として事前にご連絡いただいていない場合は、
生放送中は窓越しからの見学とさせていただきます。

またスタジオは狭いトレーラーハウスであり、
また小学校の校庭敷地内という場所柄もあり、
お越しいただく人数によっては一度にはお入りいただけない可能性もあります。
その場合は交代制とさせていただきます。

また、出演者・スタッフは基本的に
生放送に携わる最低限の人数しかおりませんので、
取材・ご案内・説明などの応対はお約束できません。

あくまで放送の様子を「見学していただく」ことができるものだとご理解ください。

・生放送時間以外のスタジオ見学やスタッフへの取材・インタビュー・説明を希望される場合

生放送開始前や終了後、スタッフは放送へ向けての準備や取材活動、
特に日中・14時~17時は翌日以降に放送する内容の
収録や取材などに充てており、不在の場合が多くなります。

この時間帯にスタジオ見学・訪問を希望される場合や、
現地スタッフへの取材・インタビューなどを希望される場合は、
事前に希望する見学日や目的、内容、来訪される人数を
女川さいがいエフエム 広報グループへ必ずご相談ください。
調整の上で応対可能日など含めてご連絡させていただきます。

また事前に連絡なく、飛び込みで来られた場合は、
あくまで放送業務を優先させていただきますので、場合によっては、
見学や取材をお断りさせていただく場合もあります。
あらかじめご了承ください。

広報・放送統括グループ 大嶋・天谷(あまや)
取材・お問い合わせ電話 (090)6499-6617
メールアドレス info@onagawafm.jp

郵便宛先
〒986-2261
宮城県牡鹿郡女川町 女川浜字大原316
女川町役場気付
女川さいがいエフエム

また、直接現地を訪問する形でない電話取材や電話によるインタビュー、
あるいは他テレビ・ラジオなどの媒体様による電話出演などを希望される場合も同様に
上記広報グループの方で調整の上で対応・検討させていただきますので、
まずは一度ご連絡をお願いいたします。

・卒論・研究などを目的とされている方 並びに就職を希望されている方

学生の方やメディアを研究されている方を中心に
卒論などの研究のために「女川さいがいFM」について詳しく知りたい、
見学・取材したい、あるいは短期的にスタッフなどとして滞在して関わりたい、

また放送・ラジオ関係の仕事に就きたいという学生の方から
就職・またそれを前提としたインターンシップなどの可能性について
お問い合わせいただくことがあります。

被災地や、私達の活動に関心を持っていただけることは大変嬉しいのですが、
現在のところ、そうした目的での訪問については、あまりご協力できません。

まず、女川さいがいエフエムは通常のコミュニティFMではなく、
震災・津波被害を受けて、自分たちの町の中でメディアが必要だと感じて立ち上がった
臨時災害放送局であり、現状では期間限定の活動です。

そのため、まず就職口的に新たなスタッフを受け入れることは行っていません。
また仮に移住してでも、関わりたいという方がいたとしても、
現状の女川町は町民ですら、住居が足りず、仮設住宅から出られない状態ですので、
住む場所がないという物理的な問題があります。

また日々の放送を出すだけで精一杯の現地スタッフにとって、
研究などの目的で滞在する方を受け入れ・応対する余裕もないことが理由です。

また学生の方からはよくいただく質問の内容については、
すでに過去において、当ホームページ内や、
新聞・雑誌・テレビなどで女川さいがいFMを取り上げていただいた中で、
説明させていただいている事柄も多く有ります。

希望される方には、そうした過去から現在までの
女川さいがいエフエムの運営についての資料や、過去の放送音源、映像など
必要な資料や情報を提供させていただきますので、
ご希望の方は上記の連絡先までご連絡ください。

・講演会及び講師派遣行っています。

女川さいがいFMではリクエストに応じて、
逆に全国各地にメンバーが出張して、皆さんが望むテーマでお話をさせていただく
講演会や講師派遣も行っています。また会場で展示できるパネルや写真・映像資料
などもあわせて用意しています。

これまで、東京・埼玉・静岡・大阪・札幌などで実施実績があり、

東京・大阪など
私立の高等学校主催で、災害FMメンバー2人を招いての
「3.11あの日起きた事、私達が知ってほしいこと」

メンバー自身の被災体験談(前半)から、災害FMでの活動を通じて、私達が感じて
いること などを高校生対象でお話させていただきました。

※NHKドラマ「ラジオ」などの映像上映も同時に行われました。

札幌
札幌の民放テレビ局主催で、災害FMメンバー2人と同局アナウンサーによるトークショー
「3.11を風化させない」

をテーマに、メンバー自身の被災体験談を一部お話しながら、女川町を例に復興の現状などを映像とパネル展示交えてご紹介しました。

※リクエストがあれば、さらに女川の物産販売なども実施可能です。

お問い合わせは上記までお願いいたします。