女川さいがいエフエム 79.3MHz:臨時災害放送局

「女川の町に正しい情報と元気を届ける放送を がんばっぺ女川」を合言葉に、毎日放送を行っています。

おながわさいがいエフエムの仲間達をご紹介させていただきます。

女川さいがいFMは女川町で実際に番組作り・放送するチーム女川と、
放送局の運営を企画・サポートするボランティアを中心としたチーム東京
2つのチームで構成されています。

東京チームには、進学・就職などで女川を離れたメンバーも参加し、
一部番組やコンテンツの制作も手がけています。

またメンバー以外がパーソナリティーを務めている番組もあります。
ここではメンバーのみを紹介させていただきます。

ONAGAWA SIDE
チーフディレクター・アナウンサー 宮里彩佳(27)
ニックネーム:さいじゅ

浦宿在住
担当番組「おながわ☆なう。」(平日)
、「須田善明 THE VOICE」(金曜)他
沖縄出身の父、生粋の女川人の母の間に生まれた元気はつらつのお姉さん、
高校時代放送部所属だったことや、ニコニコ生放送で自分でネット放送の番組を発信していた経歴を買われ、女川さいがいFMのスタート時より中心メンバーとして活躍

震災前~直後はコンビニ店員だったが、ラジオの活動が拡大する中でこちらに専念

最近の趣味はカメラ、一眼レフをぶらさげ、メンバーや変わりゆく女川の景色を撮っている。
ドラマ「ラジオ」で安藤サクラが演じたユキのモデル

ディレクター・アナウンサー 木村太悦(34)
ニックネーム:ティーチャー太悦

新田仮設在住
担当番組「おながわ☆なう。」(平日)、「役場通信」(月一)他
東北学院大卒業後、仙台での社会人経験を経て帰郷し、
震災前は石巻・女川で家庭教師として働いていた。

3.11は自宅アパートにいて被災、タクシー運転手だった父は最後まで何往復も高台へ人を運びながら帰らぬ人となった。

震災後は新たに町内に立ち上がった女川向学館の講師として、
中学生に社会科全般を教えている。

どんな話をしていても、気がつくとガンダムの話に持っていける才能と
女川さいがいエフエム一の美声の持ち主としても知られている。
ドラマ「ラジオ」で新井浩文が演じた宮城のモデル

ディレクター 石森 充(40)
ニックネーム:モリモリ

飯子浜仮設在住

担当番組「おながわ☆なう。」(平日)他
他メンバーと違って町中心部でなく、女川原発にも程近い漁村集落出身
津波で家は跡形もなく流され、しばらくは女川原発内体育館に設けられた
避難所で生活を送る。

漁師一家に育つが、本人は漁業ではなく、アルバイト中心で生活
また中学生時代からラジオが好きで、女川から深夜になると聞こえる
関東のAM局の番組などを聞いて育つ

そんな経緯もあり、女川さいがいFMも開局まもない頃からの
ヘビーリスナーでしょっちゅう差し入れを持って遊びにきていた。

震災後は現在FMスタジオのある女川町地域医療センターの警備員をして
いたが、2012年秋に仕事の契約期間が切れたことをきっかけに
思い切って、さいがいFMを手伝いたいと加入を希望。

これを受け入れ、晴れてメンバー入りすることとなった。

ドラマラジオで山本浩司演じる山之里のモデル

アナウンサー兼渉外担当 高橋正樹(40)

担当番組「かこうけんラジオ」(日曜)

特番各種他
女川町で4代続く水産加工・蒲鉾製造「高政」の次期社長(予定)
学生時代はクラブDJとして、ドイツのラブパレードに参加していたり、
震災前はお隣・石巻市のラジオ石巻でレギュラー番組を持つなど、
街でも随一の音楽通・ラジオ通という顔も持つ

震災直後は海外出張中で不在だった社長の父に代わり、
道路が塞がれ孤立した町民を救うため、
被災を免れた自社工場にあった在庫商品や水を町民に分け与え、
避難所に配り歩いたエピソードは全国的にも有名

女川さいがいFMの立ち上げの女川側の中心メンバーとなり、
当初は匿名「村田週一」として週一回「おながわ☆なう。」で活躍、
現在は自身の会社経営と女川復興関連のイベントなどで多忙のため、
他の水産加工業者や漁業関係者とともに、
週一回のレギュラー番組を担当中。

ドラマ「ラジオ」で吉田栄作が演じた國重のモデル

ONAGAWA SIDE (TEENS)
☆中学生・高校生アナウンサー(2013年4月~)
担当番組「おながわ☆なうサタデー」(日曜)他
高校生アナウンサー6号 阿部紗季(16)

通称”ざきさん”

女川町浦宿地区出身、現在は石巻市内の高校1年
中学時代から続けているテニス部の活動に全力で
毎日早朝、放課後と練習漬け
将来は建築士の資格をとって、復興する女川町に
自分の設計した建物を作りたいという夢も持っている。

高校生アナウンサー7号 中村葵(16)

女川町浦宿地区出身、現在は石巻市内の高校1年
将来、声優になりたいという夢を持ち、
高校生アナ3期生の中ではもっともラジオに打ち込んでいる

高校生アナウンサー8号 住吉なつみ(16)

女川町浦宿地区出身 現在は石巻市内の高校1年
中学時代からブラスバンドを続けており、
練習とラジオとで忙しい毎日を送っている。
将来はコンサートやイベントに関わりたい

高校生アナウンサー9号 後藤えり(16)

女川町浦宿地区出身 現在は石巻市内の高校1年
なつみちゃんと同じく中学からブラスバンドを続けている
津波被害を免れて、町内唯一震災前から同じ場所で営業している
食堂「おかずや」の娘。食べに行くと逢えるかも?

TOKYO SIDE
アナウンサー 島貫美樹(25)

担当番組「MusicStream」、「FROM ME TO YOU」他

女川町で50年以上続く婦人服の店「ダイシン」の次女、
東京の大学に通っていたが、ちょうど帰省中に震災に見舞われ、
店・実家を津波でビルごと流される目に遭う。

その後、しばらく東京に戻らずに実家の再建を手伝っていたが、
そのときにさいがいFMの開局を知り、参加

声優を目指しているだけあってか、さいがいエフエム一のファニーボイス
として、様々な番組で活躍

東京制作の番組や各種アナウンスを担当している。
現在実家は「きぼうのかね商店街」で婦人服の店兼カフェとして再開中。

アナウンサー 阿部真奈(20)

担当番組 「この人さ聞いてみっちゃ」、「FROM ME TO YOU」他
高校生アナウンサー1号から女子大生アナウンサーへ

2013年4月、大学生活のため上京した彼女、

震災前はパティシエになる夢を持っていた彼女は津波で家と
祖父、母、姪を一挙に失い、落ち込んでいたときに先輩(阿部レイナ)の
紹介で開局まもない女川さいがいFMへと参加。

その活動を通じて、また津波で何もかもを奪われるという自身の体験を
生かして、人を励まし、また痛みを分かちあいながら伝えられる人になりたい
と将来の夢・メディア関係の仕事を目指して邁進中。

アナウンサー 某ちゃん(19)

担当番組 「TOKYOなう。」(仮)他
高校生アナウンサー2号から女子大生アナウンサーへ

2013年4月、大学生活のため上京した彼女、

女川町の漁村集落で生まれ育った彼女、
ロック好きの父・母の影響で70,80年代のジャパニーズロックや
サブカルチャーをこよなく愛し、伊坂幸太郎をはじめ小説をむさぼり読んだ結果がアレに
震災では祖父の代からの家がまるごと流され、
しばらくはショックで動けずにいたところをさいがいFMのことを知り、
同級生である阿部真奈、大平直人も先にメンバーにいたことから
自身も参加することに・・

高校時代は美術部の部長をつとめていたこともあり、
ラジオで喋るだけではなく、絵・イラストを描いたり、
ラジオと平行してブログをはじめるなどその活動の幅を拡大

そのブログの内容を元にして、2013年3月に
NHKのテレビドラマ「ラジオ」が制作された。

アナウンサー 大平直人(20)

担当番組 「TOKYOなう。」(仮)他

高校生アナウンサー3号から自分探し1号へ

2013年4月、専門学校進学のため上京

真奈・某という強烈な同級生2人の間に挟まれ、
名いじられ役として活躍した彼も
今春から声優の夢を目指して本格的な勉強を開始。
女川さいがいFMには阿部真奈、島貫美樹と同じく開局まもない時期から参加。
最初はあこがれの声優にちょっとでも近づけるかも・・程度の同期で、
女川町のことも「どうせ出て行く町」、「つまらない町」位にしか思ってなかったが、
FMの活動を通じて、町の人たちに話を聞いていくうちに、
大切な町、大好きな町へと意識が変わった。

代表 松木 達徳(44)

女川町を離れて20年以上、東京で会社員をしているが、故郷の危機に何かできないかと模索し、臨時災害放送局を思いつき、発起人となる。現在もほぼ2週間に一度のペースで女川と東京を往復しながら活動している。

放送統括 トトロ大嶋。(40)

本業は放送作家、ディレクター。松木の誘いに乗り、共同発起人として、おながわさいがいエフエムの企画、機材調達や実際の放送内容などに関してとりまとめた。女川とはそれまで縁がなかったが、これまで通算30回以上通っているうち、最近では女川を第二の故郷に認定している。

広報 天谷窓大(31)

大嶋に誘われ、2011年5月からさいがいFM東京支援チームに参加。本業はシステムエンジニアだが、学生時代からラジオ好きで、コミュニティFMにも多く関わったことから運営から出演・レポートなど制作補助までを幅広くこなしている。

アナウンサー 木村 峻(22)

担当番組 なし
開局当初、中心的役割を果たしたアナウンサー、
大平君同様「クリスマスドリーム」に参加・主演を努めたことをきっかけに
役者の道を進みたいと考え、2010年秋に上京してから劇団に参加し、
舞台役者への道を歩み始めた。現在は東京での番組制作や帰省時に参加している。
3.11当時はまだ高校生で、石巻高校校舎内で被災。そのまま数日を校内で過ごすことになった。実家は町内で唯一生き残ったガソリンスタンドを経営。

現在は東京からさらに海外へ語学留学中

ANOTHER SIDE 元スタッフ
阿部レイナ          アナウンサー
鈴木政弘(通称:ブティック) ミキサー・ディレクター
山本真吾(通称:ぽや)    アナウンサー・ディレクター
遠藤裕文(通称:エンピロ)   ディレクター
青木絵美           アナウンサー
尾形仁望           アナウンサー
石森千尋           アナウンサー
木村はるか          アナウンサー
丹野亮         高校生アナウンサー4号
阿部廉          高校生アナウンサー5号
黒井真三         ディレクター