女川さいがいエフエム 79.3MHz:臨時災害放送局

「女川の町に正しい情報と元気を届ける放送を がんばっぺ女川」を合言葉に、毎日放送を行っています。

2011.08.13

8月15日 震災後初の町内祭を生中継します。

おながわさいがいエフエムは、 来たる8月15日に
震災後初の町内祭「がんばっぺ! 女川盆まつり」の模様を
FMラジオとインターネットによる完全生中継で放送します。

悲劇の3.11から5ヶ月。震災後最初にして最大の「夏祭り」が開かれます。

20mの津波が襲い、多くの尊い命が失われた東日本大震災から5ヶ月。
女川町でもようやく避難所の縮小が進み、
被災した町民の半数が仮設住宅へ入居したり、
プレハブなどの仮設設備を使って少しずつ営業再開する店舗も増えるなど
ようやく生活再建への動きが本格化しつつあります。
先月中旬には女川町役場も仮庁舎が完成・移転し、
行政の機能も再起動しはじめました。

祭り好きの多い土地柄として知られる女川町では
例年数々のイベントが開催されて来ました。
津波で街のほとんどが流出した女川の地に元のにぎわいを取り戻そうと、
これまで毎年夏に開催されてきた「商工会盆祭り」を
今年は「がんばっぺ!女川盆まつり」と銘打ち、開催します。

町民有志によるバンド演奏から
女川町が生んだご当地ヒーローによるアクションショー、
そして町の大人や子供達総勢による盆踊りや花火大会といった
華やかなイベントの数々で、
震災後初めてお盆を迎える女川の町を、空を、明るく盛り上げます。

「がんばっぺ!女川盆まつり」

日時 2011 年8月15日(月) 午前11時から
会場 女川町総合運動公園 第二多目的運動場

予定されている主なプログラム

・女川町民有志によるライブステージ(フォルクローレ、フォークソング、ブルース&ジャズetc…)
・女川町のご当地ヒーロー 「リアスの戦士イーガー」ショー
・バルーン打ち上げ
・町民参加による盆踊り、花火大会

FMラジオとインターネット放送により、復興の賑わいを全国に向けて発信します。

震災後の4月21日より、女川町から24時間体制で生活情報を発信し続けている
臨時災害放送局「おながわさいがいエフエム」では、
今回の「がんばっぺ!女川盆祭り」の模様を、開会から閉会まで
FMラジオとインターネットによる放送にて完全生中継します。

FMラジオは周波数79.3MHzにて、女川町全域と石巻市の一部で聴取可能、
インターネット放送は「サイマルラジオ」(http://www.simulradio.jp/) の協力により、
PC/スマートフォン(iPhone、Android)で全国どこからでもお聞きいただけます。

PC/スマートフォンでおながわさいがいエフエムを聞く方法(別ページが開きます)

女川町やその周辺はもちろんのこと、
二次避難によって県外での生活を余儀なくされている女川町民の皆さんに向けても、
女川町の賑わいの音をそのままお伝えします。

「おながわさいがいエフエム」のパーソナリティー・スタッフも、祭りに参加。

おながわさいがいエフエムの出演者は全員が女川で生まれ育ちの10~30代。
その多くが津波で住む家を失いました。
現在は多くが仮設住宅に入居しましたが、まだ避難所暮らしを続けている
メンバーもいます。

現在2人のスタッフがさいがいエフエム専任として活動に従事しており、
残るメンバーはそれぞれ本業や学校に通いながら、その合間にボランティアとして
活動してくれています。

今回の「がんばっぺ女川 盆祭り」でも、
おながわさいがいエフエムのパーソナリティー陣が
ステージの司会を務める予定となっています。

どうぞ、ご期待ください。

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