2014.03.03
女川さいがいFM「2014年4月以降の放送継続について」
女川さいがいFM(代表:松木達徳)は、宮城県女川町内をサービスエリアとし、
東日本大震災の津波によって、壊滅的被害を受けた町中を元気づけたいと放送開始した臨時災害放送局です。
当初2か月の予定でスタートしましたが、復興が進まない現状から、町内外からの要望を受けて、延長を重ねてきました。
そしてこの度、震災から丸3年、4年目に入る2014年3月以降さらに継続して運営することが決定しました。
以前より長期的に放送を継続するのであれば、
臨時災害放送局同様に市町村単位での免許となるコミュニティFMへ移行しては?
という声もあります。
実際に岩手県の宮古市や大船渡市のように臨時災害放送局から、
コミュニティFMになった局もありますが、
コミュニティFMとなった場合は・・
1、基本的にその地域内の企業などから広告収入などを得て運営費を稼いでいかなければならない
2、放送に必要な設備、機材などのグレードが上がり、そのために莫大な投資が必要となる
3、放送にかかわってくる諸経費についても現在より大幅な増額となる
といった問題があり、
女川町のように地元企業のほとんどが消滅し、
文字通り、すべて一からの再建を迫られている状況では
地域の企業にスポンサーとして支えてもらうというようなことは考えられず、
まずは現状の臨時災害放送局としての活動継続を求めてきました。
その結果、様々な状況を考慮し、
今春以降も引き続き、臨時災害放送局として
放送を継続できることとなりましたので、ご報告申し上げます。
ひとまず2015年3月までの免許更新ということになりますが、
今後もバラバラになった町内・町民をつなぎ、
また女川町の現状を広く世の中に発信していく「地域の放送メディア」としての
役割を果たしていくべく、スタッフ一同頑張ってまいりますので
引き続き応援の程よろしくお願いいたします。
また三陸沿岸の被災地では同様にこの春以降も、
(富岡、南相馬、山元、亘理、なとり、気仙沼、陸前高田、大槌、釜石など)
臨時災害放送局として活動を続ける仲間が多数おります。
震災から3年が経ち、被災地への関心が薄れる中で、
それぞれの地域から、それぞれの住民の声を
ラジオを通して発信し続けています。
また全ての局でインターネットを通した再配信「サイマルラジオ」を実施しています。
これらサイマルラジオを使うことで全国各地から
それぞれの放送を聞いていただくことができます。
スピードも、課題も、歩みもそれぞれ違う被災地の今を
知っていただくためにも、ぜひ臨時災害放送局の放送に
耳を傾けていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
※なお、女川さいがいFMは新年度を迎えるにあたって、
設備点検のため、3月後半に2日程度放送を休止する予定です。
詳しくはスケジュールが決まり次第、お知らせいたします。
※3月下旬に南相馬ひばりFM(福島・南相馬市)などが中心となり、
南相馬市で臨時災害放送局関係者が集まるシンポジウムの開催が予定されています。
震災から3年が過ぎ、支援も少なくなって厳しい中、運営を続ける臨時災害局の
現状と課題を話し合い、また今後につなげるためのイベントです。
興味・関心のある、メディア関係の取材など歓迎いたします。
詳細はお問い合わせください。









